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県大会報告「熊本大学生は、避難者の受け入れ態勢をどのように組織したか?」 [例会報告]

 熊本大学の学園祭実行委員長をやっていた衛藤豊さんは、前震の際に勝手連的にボランティア活動していた各サークルなどの代表者たちと、本震の時には連携して避難者を受け入れるボランティア組織を結成する。

 質問のやり取りを通して「おもしろい」と思ったことは「後出しジャンケン」という表現。「枠組み」が先にあるのではなく、「後出しジャンケン」のように、避難者からの要望や避難所としての必要性に応じて「受付、清掃、看護、支援物資」などの仕事内容が決まり、のべ200名にもなるボランティアの学生の「ローテーション」の割り振りを行っていった。

 特に感心というか、学ばせてもらった点は、避難者からのクレームに近いような要求にも「後出しジャンケン」で柔軟に対応されていた点。認知症の方の徘徊や赤ん坊の夜泣きに対応するための夜間シフトを入れたり、ゴミの分別に英語の表記を入れたり、近隣の買い物ができるようになったお店の復旧情報をはり出したり・・・先回りせず地に足のついたこれらの対応。だからこそ「避難者にとって安心できる」避難所としてマスコミ等でよく取り上げられたのではないか、と思った。
タグ:熊本地震
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