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大会報告「再開されていない小中学校の子どもたちへの支援をする学生ボランティア」 [例会報告]

 熊本大学教育学部4年生のCさんは、震災1週間後から学校がいまだ再開されていない小中学校の子どもたちへの支援をする学生ボランティアをされた。

 「最初は何をすればいいのか何もわからず、とにかく行って何が必要とされているかを聞く」ところからのスタート、ここでも衛藤さん同様「後出しジャンケン」という表現で活動過程を振り返っていた。

 1回目の訪問時、5名の学生に60名の小中学生。子ども・保護者からのニーズに応えた飽きない工夫を凝らしたタイムスケジュール。仕事のために子どもを見られない保護者からの期待と感謝。そのため当初3時までだった活動を4時,5時まで延長。ただでさえストレスのある子供たちにできるだけ「管理」したくない、との想いから「子供が自ら動きたくなる環境」を作り出そうといった取り組み・・・。

 以前読んだ「学校の成立条件とは何か」という論考(内田樹だったと記憶)を思い出した。素晴らしい教師が最初からいるのではなく、弟子(生徒)がいることで師になっていく、師であることを自覚していく、という論旨。15少年漂流記を例に説明がなされていた。

 Cさんに対する「子供の怪我や事故など危機管理に対する想定や対応は?」というフロアからの質問にも、「学校側の責任者である教頭、避難所運営の責任者である地域の会長、そして保護者関連はPTAの代表と、三者と連絡を密に取り合う」など、教師顔負けの対応をされていた。

タグ:熊本地震
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