分科会報告[午前]早川レポート[午後]吉田レポート(by藤川) [通信原稿]
早川さん(静岡)のレポートは2学期から学校を休みがちになり、「学校を辞めたい」と言い出し、3学期にはついに学校をやめてしまった「Мくんのこと」です。
1年生の担任をすれば必ずと言っていいほどМくんのような生徒に出会います。なぜ学校を辞めたいのか?辞めたいという本人にさえその理由がはっきりしない場合があります。
私は自分が担任だったら何をするだろうと考えました。その結果2つのことが思い浮かびました。一つは他の生徒が気付かないうちにМくんが教室からすうーっと消えてしまったというようなことが無いようにしたい。クラスの生徒にМくんのことを考えてほしいということです。
早川さんは、11月のLHRの時間に「Мくんが最近学校に来ていないが、みんなは彼が学校に来られない理由は何だと思っているのか?」と生徒たちに問いかけ、話し合いを求めます。
2つ目は、定時制の場合本人のやる気があれば、再挑戦が可能であることをその生徒に丁寧に説明をするということです。定時制の入試は実質全入ですから入試を受けても再入学できるし、行動面で一旦学校を辞めなければならなくなった先輩達の中には、一念発起して該当学年に復学し卒業した者もいることを知らせるでしょう。
割と知られていないようですが、全ての高校に一旦途中で辞めた生徒も、該当学年に復帰することが出来るという規定があるはずですが、残念ながら現実には運用されていないようです。
午後の部は、我が熊本高生研のホープ吉田さんの「地域の力で1000人バーベキュー」の報告です。
さすがベテランらしい堂々たる報告です。論議の中でなるほどと思った指摘は、生徒の要求をどう育て、どう組織化していくかを明らかにすることと、例えば3月の年間反省の職員会議で生徒会の優れた活動を大いにアピールしようという2つでした。
酒田実践のように菊池高校でも「生徒会予算の編成と出納を生徒に任せ」る端緒が出来てきたら、2年後位の全国大会で一応の完成形の実践報告をして欲しいなと思いました。
夜は全生研の皆さんとのコラボです。なんと全生研180名、高生研90名の参加、大盛況でした。特に小学校の先生方はゼロトーレランス(寛容さを認めない指導方針)の下にある厳しい状況の高校の実態に非常に驚かれたことと思います。その意味では交流の成果があったのではないでしょうか。
(つづく)
1年生の担任をすれば必ずと言っていいほどМくんのような生徒に出会います。なぜ学校を辞めたいのか?辞めたいという本人にさえその理由がはっきりしない場合があります。
私は自分が担任だったら何をするだろうと考えました。その結果2つのことが思い浮かびました。一つは他の生徒が気付かないうちにМくんが教室からすうーっと消えてしまったというようなことが無いようにしたい。クラスの生徒にМくんのことを考えてほしいということです。
早川さんは、11月のLHRの時間に「Мくんが最近学校に来ていないが、みんなは彼が学校に来られない理由は何だと思っているのか?」と生徒たちに問いかけ、話し合いを求めます。
2つ目は、定時制の場合本人のやる気があれば、再挑戦が可能であることをその生徒に丁寧に説明をするということです。定時制の入試は実質全入ですから入試を受けても再入学できるし、行動面で一旦学校を辞めなければならなくなった先輩達の中には、一念発起して該当学年に復学し卒業した者もいることを知らせるでしょう。
割と知られていないようですが、全ての高校に一旦途中で辞めた生徒も、該当学年に復帰することが出来るという規定があるはずですが、残念ながら現実には運用されていないようです。
午後の部は、我が熊本高生研のホープ吉田さんの「地域の力で1000人バーベキュー」の報告です。
さすがベテランらしい堂々たる報告です。論議の中でなるほどと思った指摘は、生徒の要求をどう育て、どう組織化していくかを明らかにすることと、例えば3月の年間反省の職員会議で生徒会の優れた活動を大いにアピールしようという2つでした。
酒田実践のように菊池高校でも「生徒会予算の編成と出納を生徒に任せ」る端緒が出来てきたら、2年後位の全国大会で一応の完成形の実践報告をして欲しいなと思いました。
夜は全生研の皆さんとのコラボです。なんと全生研180名、高生研90名の参加、大盛況でした。特に小学校の先生方はゼロトーレランス(寛容さを認めない指導方針)の下にある厳しい状況の高校の実態に非常に驚かれたことと思います。その意味では交流の成果があったのではないでしょうか。
(つづく)
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