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「1000人バーベキュー」聞いてみたいこと(白石先生から) [例会報告]

吉田さんへの質問事項・・・もっとくわしく、その経緯や、考え方など、聞いてみたいこと。

(1)吉田さんは、いつも「大掛かり」は行事を成功させているが、たとえば、ある学校では「やめる」ことまで見とおしながら、実践を構想していた、と聞いている。
 一般論だが、行事などは、あまり議論しないで「例年どおり」としてしまうことから衰退がはじまる、と思っている。
 「いま、何をこそ狙うのか」が明確になるとき、「次の目標が何か」も浮かび上がる、その過程で「やめるべきこと」も明確になるはずだ。
 逆説的に問う。
 行事づくりにおいて「やめる」ことの意義は何か?

(2)吉田さんは、菊池において「1000人バーベキュー」を成功させた。
 このとき、「1000人」がダメなら「300人」でもよい、という考え方があったのかどうか?
 つまり、大掛かりな行事を、当面は最高の目標とするが、種々の障害もあって、妥協せざるを得ないところに追い込まれることも予想されるはずである。
 「どこまでは妥協できる」と考えていたのか?「どの線は譲れない」と考えていたのか?
 その「したたかな構想」を、もう少し問いたいのだ。
 あるいは、次のように問うてもよい。
 この行事を介して、「何こそを達成しようと試みたのか」、「どんな力や達成感」を生徒に身につけさせようとしたのか?

(3)このたびの行事は、あえて言うならば、吉田さんの力量プラス教師の活動が、主導的であった。
 今後、生徒に行事づくりの力量をつけていく道筋などは、どのように展望しておられるのか?
 これは、文化祭の取り組みで示されるのかもしれないが・・・

(4)この行事は、地域の産業と交流なしには達成できなかったはずだ。
 地域との交流について、「学び」「しごと・職業」「進路・就職」などの観点から、どのように位置づけようとされているのか?
 白石の意見では、この取り組みは、単に「規模が大きい」というだけでなく、上記のようなさまざまな教育活動の「質」を内在させている、と理解したいのだ。

 (3)(4)については、やや一般的すぎる感じもします。
 白石の意見については、「会報・スゴブル」に書いたとおりです。会報の文章を手がかりに、詳しく聞き取ってみたいと思っていました。
 吉田さんの報告をきちんと聞けば、おのずと回答が見えてくる、ということも言えるでしょう。その時は、このような質問は不用になればよい、と考えています。

 吉田さんに、こんな感じに質問を投げかけていくことで、吉田さんの実践成果が、より多くの人々の共有され普及していくことを願っています。

 「すごい人がいた、参考にしよう」では実践は進まない、「自分にできる部分だけまねしよう」でも不十分。
吉田実践を、一つの「物語」として読みかえていき、そこにある構想と展望と技術を共有することが大切だ、と思うのです。

 余談ですが、吉田さんに、本当に聞いてみたいことは、高生研の活動を発展させるための、「商売人的」アイデアです。
 どうしても、教員や公務員の発想は狭くなりすぎです。この発想を逆転させて、教育実践が発展するためのヒントを、「吉田さん的発想」を交えて議論してみたいのです。


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