2月例会「平和について考える授業づくり」 [お知らせ・連絡]
2月の学習会は、実践レポートです。
「平和について考える授業づくり」という内容で、甲佐高校の前田先生が、1年生の現代社会と3年生の政治経済で行われた授業実践を報告されます。一部を紹介します。
1年生では、写真「焼き場に立つ少年」についての情報を一切与えずに生徒に写真を提示し、写真が撮影された場所や時期、この少年の背景、気持ちなどを想像させる。思い思いに自分の考えを発言できるクラスの雰囲気があるおかげで、様々な視点からの意見が出た。
3年生では、世界の紛争地域についての単元。紛争が起こる理由を「当事国が自国のことばかり考えているから」「お互いに協力しようとしないから」など、当事国の不寛容を理由に挙げ、批判的に捉える生徒が多い。紛争は自己責任という捉え方には、当事者の視点は欠けてしまい、解決のための提案も浅いままで留まってしまう。また、近隣諸国の軍事力の拡大について「やられたらやり返す」という発想の意見を持つ子どもたちも少数だがいる。
協調か対立かを迫られたとき、自分の選択が、紛争を避け平和的解決に向かうきっかけになるのかを考えるため、「囚人のジレンマ」のゲームを行った。
二つの取り組みを実践してみて、子どもたちの柔軟な感性や意識の変容に触れることができた。普段の授業に比べて、知識に基づいて意見を述べることより、「自分がどう感じたか」に重点を置いて授業を展開したので、自由な意見が出され、それをもとに授業の内容も広がっていった。
生徒たちが主体的に考え、意見を交流させる「アクティブラーニング」のモデル授業になると思います。興味のある方を誘っておいで下さい。
日時:2月25日(土) 14:00~16:00
場所:熊本市東部公民館1F 和室(熊本東郵便局・東部市民センター隣)
学習内容:「平和について考える授業づくり」前田さん
「平和について考える授業づくり」という内容で、甲佐高校の前田先生が、1年生の現代社会と3年生の政治経済で行われた授業実践を報告されます。一部を紹介します。
1年生では、写真「焼き場に立つ少年」についての情報を一切与えずに生徒に写真を提示し、写真が撮影された場所や時期、この少年の背景、気持ちなどを想像させる。思い思いに自分の考えを発言できるクラスの雰囲気があるおかげで、様々な視点からの意見が出た。
3年生では、世界の紛争地域についての単元。紛争が起こる理由を「当事国が自国のことばかり考えているから」「お互いに協力しようとしないから」など、当事国の不寛容を理由に挙げ、批判的に捉える生徒が多い。紛争は自己責任という捉え方には、当事者の視点は欠けてしまい、解決のための提案も浅いままで留まってしまう。また、近隣諸国の軍事力の拡大について「やられたらやり返す」という発想の意見を持つ子どもたちも少数だがいる。
協調か対立かを迫られたとき、自分の選択が、紛争を避け平和的解決に向かうきっかけになるのかを考えるため、「囚人のジレンマ」のゲームを行った。
二つの取り組みを実践してみて、子どもたちの柔軟な感性や意識の変容に触れることができた。普段の授業に比べて、知識に基づいて意見を述べることより、「自分がどう感じたか」に重点を置いて授業を展開したので、自由な意見が出され、それをもとに授業の内容も広がっていった。
生徒たちが主体的に考え、意見を交流させる「アクティブラーニング」のモデル授業になると思います。興味のある方を誘っておいで下さい。
日時:2月25日(土) 14:00~16:00
場所:熊本市東部公民館1F 和室(熊本東郵便局・東部市民センター隣)
学習内容:「平和について考える授業づくり」前田さん
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