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「主権者教育・高校生を市民に~私たちで拓く日本の未来」 [通信原稿]

総務省・文科省から全生徒分、配付されてきたテキスト『私たちが拓く日本の未来~有権者として求められる力を身に付けるために』を、どう活用していくか。

実践②「地域課題を見つける」を冬休みの宿題として出した。
まず、生活の中で困っていること、気になること、良い取り組みなどを洗い出して、それらに対しての自治体の取り組みがどうなっているのかをまとめる。「行政発行広報誌」や「自治体の長期計画」「議会発行情報誌」「議会議事録」から見つけるというもの。地域づくりを支える有権者として何をしていけばいいかを考えるのが着地点。

でもここで終わらせたくない。模擬請願の実践編へとつなげたい。
上記で自分が着目したことについて、計画は自分の考えから遠い場合もあるだろう。地域の課題を解決するために願いをまとめて議会に請願し審議してもらうこともできる。自分の住む議会への請願書・陳情書を課題別にグループで書かせたい。
できれば長期休み中に議会事務局に訪問し、請願・陳情を実際の議会に提出させたい。委員会・議会で請願・陳情が議論・採択されれば、大きなニュースになると期待している。高校生を「街の課題を積極的に考え、まとめ、政策化する市民」にしていきたいと考えている。

ちなみに、テキストでは「議会事務局訪問は模擬請願について意見を聞くことや、請願を議論している委員会を傍聴することを想定」しているが、「請願権は有権者でなくても誰でもできる権利」ということを教えるために、実際に提出までさせたい。

3月には県知事選挙が行われた。熊日新聞が「青き一票」という特集紙面を作成した。
県の課題を3つ探して、候補者の選挙公報などを参考に評価するというワークシートがある。
また「候補者の政策を分析・評価しよう!」というワークシートを参考に、各候補者の「評価できる政策・キーワード」についても深めた。

これらを元に模擬投票を行った。投票所を実際に設置して、学生証を提示して、生徒名簿と照らし合わせて、投票用紙を渡した。

以下が生徒たちの感想
・今まで政治に関心はなかったのですが、もっと政治について関心を持っていこうと思いました。県政は漠然としていたけど、身近に感じるようになりました。
・今年の夏に参院選があるけど、その時には選挙権がないので、全く何も考えていなかったけど、関心を持つようになった。新聞も全く読んでいなかったので、読むようになった。関心を持つようになったのは、中小企業へのサポートや子育てについて。意見を交換することによって、自分が気づかなかったことについて、目を向けるようになった。
・中学か高校の社会科の教員になりたくて、以前から政治のことに関心があった。20歳以上の人でも「分からない」「めんどくさい」という理由で選挙に行かない人は自分の参政権という権利を捨てているわけで、自分から政治に口出しをしないと言うことを宣言していることになる。政治に何も言えないと言うのは損していることになる。自分が投票する権利、国を動かす権利があるのに、もったいない。みんなが自分考えをしっかり持って、投票していったら、政治は変わるのではないかと思っている。

以下は「2016 マニフェストスイッチ熊本」のページです。
http://kumamotomogisenkyo.strikingly.com/
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