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6月学習会案内「有明海のトスカーナ 天草オリーブ大作戦!」 [お知らせ・連絡]

6月の学習会は、フレッシュな実践レポート2本立てです。

1本目は、苓明高校のO先生の取り組みです。
夏休みに、日本史選択者の有志で、『有明海のトスカーナ 天草オリーブ大作戦!』と題した研究に取り組み、見事、県の地歴公民科研究発表会で優秀賞(13校中3位)を受賞。
地域と結びついた研究発表で生徒たちは現地取材やプレゼンなどに精一杯取り組みました。
その取り組みの実際と、生徒にどのような働きかけをしたのかを分析します。

(1)実践を支えるスタッフの存在
 社会科主任によるテ-マのアドバイス
 天草市(行政)・九電工(企業)・オリーブ振興協議会への取材
 苓明高校の特色を生かした実践(園芸科学科、食品科学科、生活情報科、商業科の存在)

(2)生徒への絶妙な働きかけを行い、その気にさせた
 「失敗で結構」と不安を取り除く的確な生徒への言葉かけ
  生徒に出来る範囲での明確な活動分担を割り振る。
  生徒との協働作業と役割分担
   生徒:アンケート調査、整理,発表
   教師:オリーブ栽培の先進地小豆島への取材

2本目は、御船高校、S先生の「漢字検定の取り組み」です。
生徒の学習意欲を高めるための取り組みでしたが、合格指導の中で気づいたことは、「なめられる」教師が「教育を拓く」ということ。
強制でなく、「ほめる」指導を確立するまでの過程を分析します。
・取り組みの過程で、生徒の実態を的確に分析し、アプローチを修正
・課題の縛りを軽減し知的好奇心を引き出す支援
・自己肯定感を高めたり、労をねぎらう言葉かけ

課題(受験級配当漢字を書いて覚える)の提出を義務付け、終わっていないものは残して消化させるようにしていた。しかし、生徒の反発も多く、何より楽しく学ぶことができていなかったように感じた。楽しく学ぶことができないことは、生徒たちのよさである素直さ、変わろうとするエネルギーを活かすことにはつながらないのではと考えるようになった。

そこで、課題の縛りを軽減し、自由に、且つ知的好奇心を引き出す学習が行えるようにサポートすること、学習意欲を喚起させる声かけ(特に自己肯定感を高めること、労うこと)を心がけた。

2本のレポートは、生徒の力を引き出したいと考えている「あなた」の参考になること請け合いです。どうぞご参加ください。

2本のレポートとも、明確な達成目標をもち、スタッフに支えられ、生徒の状況を分析しながら、生徒が取り組み可能な指導へグレードアップさせています。その中で,生徒達は確かに育っています。学習会では、地域とのかかわり、生徒への言葉かけ等に高い評価がありました。
日時:6月27日(土) 14:00~16:00  
場所:熊本大学教育学部2階 2-C教室

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