12月例会報告「模擬授業と実践報告」

　今回の学習会は、若手の先生お二人による元気あふれる「模擬授業」と「特別支援教育支援員の実践報告」の２本立て！

　まず、模擬授業では社会科現代社会の授業。
　テーマは「選挙制度～小選挙区制と比例代表制」。
　実際に生徒にシミュレーションをさせて制度の違いを体感させる活動を取り入れた、パワーあふれる授業でした。

　実践報告では、「毎日友達と争い・トラブルが絶えない、手を挙げてしまう、人の話を最後まで聞けない、集中ができない」といった困難を抱えるある一人の生徒に焦点を絞っての報告。
　事件が起こったときに当事者の言葉を丁寧に聞きとっていく場面が印象的な実践でした。

　若さあふれる「熱い授業」と「あたたかな実践」を聴き、ともに学びを深めることができました。

＜参加者の感想＞

　熱心な若手２人の報告でした。
　特別支援教育の報告は、論議の時間が足りないほど中身が豊かにあり、もう一度時間を取って報告をお願いしようということになりました。生徒との対話場面を丁寧に書き起こされた詳細なレポートで、実践場面がイメージしやすく具体的な論議を期待できる学習会となりそうです。１月に更に学習できることになり楽しみです。
　Ｓ先生の、トラブルに対し、善悪を押しつけず、じっくり当事者の話を聞く姿勢（聞きながら本人の認識度合
いによって問いかけ方を変えながら）に、トラブルのほとんどは解決しているのではないかと思いました。またトラブルを起こすＡを見る目も温かかった。大変学ぶところの多い実践でした。

　模擬授業はやはり一番？ためになりますね。自分の授業を振り返る良いチャンスです。ニコニコと常に笑顔で楽しそうに授業をされるF先生の授業は、こちらも笑顔になり、最近いつも怒ってばかりの自分の授業を反省させられました。